社会的養護出身の大学教員から

社会的養護から大学教員になったものは知る限り6名いるのですが、この連載が縁で再会した人がいます。大学教員になるにはどのような困難があったのでしょうか?そしてそれをどうやって乗り越えたのでしょうか?社会的養護から多くの大学教員が輩出されることを期待し、皆さんと議論を深めたいと思います。
和田一郎 2024.04.27
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はじめに

前回の記事「社会的養護経験者のための政策推進に必要なものは?」では、ロールモデルの重要性に言及しました。その際、いくつかの反響を頂きました。逆境をどのように乗り越えるかについて、具体的な事例を求める声が多く寄せられました。

社会的養護を経てどのような人生を歩むべきか、注意すべき点は何か、成功するための秘訣は何か。ロールモデルを学ぶことは非常に有益ですが、国の調査(#1)によれば、回収率が14%と極めて低く、状況は明確ではありません。児童養護施設などでは卒業生との連携がうまくいっている例もありますが、家庭を持つと疎遠になることが多いと言われています。つまり、その後の予後が不透明であるのです。

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続きは、5510文字あります。
  • 社会的養護まで
  • 社会的養護時代
  • 大学時代
  • 大学院時代
  • 最大の課題
  • 対象の理解
  • 【参考資料】

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