社会的養護出身者は優秀でなければならないのか?
子どもの権利に関する研修会等では子ども達から質問が来るのですが、その中に社会的養護を受けている子どもたちからいくつか質問を受けることもあります。最近傾向として見られるものとして、皆さんと検討したいと思います。
和田一郎
2024.03.13
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はじめに
養育者(社会的養護:施設や里親でその子どもを養育している人)の方や先生から、以前に比べて大学進学の支援制度の充実が格段になされており、社会的養護専用の奨学金枠も増えてきているなど有利な状態になってきているので大学進学を進められる。「良い大学に入って、小さい子どもたちの目標になってほしい」と、自分が成功しなければならない、優秀にならなければいけないのか、幸せにならなければいけないという義務感を感じてしまい、つらいという声が聞かれます。
さらに入試が終わるとSNSをする時間が増えてきて、社会的養護出身者の方が厳しい現状を吐露しているのを見て、自分は成功できるのだろうか?とますます不安になるようです。これが「生きづらさ」であるならば、それはどのような原因なのか?
今回は「データ」基づいて論述します。
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このあとは
社会的養護出身者は幸せなのか?データからみてみる
どうしてお蔵入りになったのか?
現在の社会的養護システムの成果をまさにこれだ!
マクロとミクロ
【参考資料】
と続きます。よろしければ、ぜひメール登録/サポートメンバーにご登録をお願いします。
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